社員インタビュー:幅広い技術とニーズに触れるからスキルが磨かれ、極めたい道を探すことができる
特定の領域を極めることよりも、幅広い技術に触れ、モノづくりの全体がわかる人になりたかった石津さん。エクスモーションでは、さまざまな技術に触れるだけでなく、仕事を進める際の考え方についても大きな学びがあったといいます。現在の仕事内容や石津さんの成長の源泉について、話を聞きました。
シニアエンジニア 石津 流弥
SIerで2年働いた後、モノづくりのより幅広いプロセスを経験したいと考え2019年に転職(取材時は入社4年目)。既存技術を扱う大手自動車メーカーのプロジェクトから最新技術を駆使した開発支援まで7つのプロジェクトを担当してきた。
入社の動機~「モノづくり全体を1人でできる」ようになるために
前職はいわゆるSIerにいて、モノづくりの一部を担当し、特定のツールの使い方を極めるような仕事をしていました。ですが私自身は、もっと幅広い技術を身につけ、一つのモノづくりの上流から下流まで、全部を自分でできるようになりたいと思っていたのです。前職の環境ではしばらくそうした経験ができそうになかったので、目標に近づける環境を求めて転職を決意しました。
エクスモーションを選んだ理由の一つは、前職時代にたまたまエクスモーションのコンサルタントが書いた資料を読んだことでした。その資料から、エクスモーションの行っている仕事がモノづくりの上流の部分にあたり、高いスキルを求められる仕事であることを感じたのです。コンサルタントとして方針を示すだけでなく、実際に手を動かすところまで行っているところにも惹かれました。この会社で、高い能力を持つ人達とともに働くことで自分も高められるのではないか、そして、自分が望む力をつけられるのではないかと思ったのです。
「モノづくり全体を1人でできるようになる」というだけなら、自社で開発、運用を行っているような企業への転職でもよかったのですが、自社開発の場合、やはり特定のツールや手法に偏りがちです。これに対してエクスモーションでは、さまざまな企業を担当することで自然と幅広い技術に触れることができます。また、エクスモーション自身が新しい技術を柔軟に学び、積極的にお客様に提案する姿勢がある点も魅力でした。
現在の仕事~扱ってみたかったAWSなど最新の技術も経験
ちょうど1カ月前に担当プロジェクトが変わったのですが、1カ月前までは、GitHubアクションやAWSといった旬の技術で自動車の開発環境を整えるプロジェクトに参画していました。お客様も知らないような最新の技術について、一緒に学びながら実装していく過程には、まさに入社前に期待した通り、知らない技術をどんどん蓄えていく面白さがありました。
現在は、同じお客様ではあるのですが全く別のチームで、自動車の開発プロセスの改良に取り組んでいます。こちらは、開発の際に準拠すべき昔からのプロセスを、現在の開発形態に合わせた形に整える仕事です。以前のプロジェクトのような最新技術は扱いませんが、上流から下流までの繋がりを見られる仕事なので、「全体がわかる」という意味でやはりとても面白い仕事です。
現在のチームでは、コンサルタントのサポート役として、任せられた仕事については自分で考え、お客様への説明も自分で行う立場にあります。自分の知識だけでは不安な場面もあり、「このやり方で合っているのだろうか?」と思うことも多いですが、私にとってはそうした広い世界を知らないでいることのほうが不安。飛び込んでみて本当によかったと思っています。
学ぶという意味では、社内のコンサルタントに学ぶことはとても多いです。コンサルタントはそれぞれ違う強みを持っているので、違う人と一緒に仕事をするだけでも新しいことが身につくんですね。入社以来7件のプロジェクトを経験してきましたが、その都度違うコンサルタントと働き、多くを学ぶことができました。
エクスモーションで得られたこと~「何のために」を意識することが自分を変えた
入社当初、仕事のやり方も分からない状態だったときには、とにかくコンサルタントの真似をして学ぼうと思っていました。そんな中で強く印象に残っているのが、資料を作る際には「何を」作るかではなく「何のために」作るかという目的意識こそが大事だ、という教えです。言い換えれば、まず「お客様は何がほしいのか」を明確にしてから仕事をしろ、ということです。
前職時代もそういうことを考えないわけではなかったのですが、目の前の業務に追われ「納期までに終わらせる」ことが優先される中では、「何のために作っているか」まで考えることはなかなかできませんでした。ですがエクスモーションでは、むしろ「何のために」こそ大事にするべきだ、と口が酸っぱくなるほど言われるのです(笑)。目的意識を明確にした上でストーリーを作り、それに対して自分の仕事のやり方を当てはめていく。エクスモーションで身についた最大のことはこの考え方だ、と言ってもよいほど、今も心に刻みつつ仕事をしています。
こうしてエクスモーションで今に至った姿と、前職のまま時間が経って今に至った姿を想像して比較してみると、今の姿は100点満点といっても過言ではありません。それくらい、さまざまなスキルを身につけ、見聞を広げることができたと感じています。
業務外の活動~プロジェクト拠点の宇都宮で、メンバーとボルダリングに挑戦
コロナ前には月2回、客先から自社に戻る社内ワークデーがあり、その日は何かしら目的を持って勉強したり、チャレンジしたりする場になっていました。会議でいろいろな人の話を聞いたり、一緒にお昼を食べたりしながら、最近流行っている技術についてなどの情報を仕入れることができるのが、入社間もない自分にはありがたかったです。基本はみんなエンジニアなので、黙々と仕事をする人が多く、話しかけにくいようにも感じるのですが、話してみるとみんな丁寧に答えてくれる雰囲気はありますね。
私自身も、若手を集めて勉強会を開いていたこともあります。コロナ禍でリモートワークが中心になり、そうした活動も一時は下火になってしまいましたが、最近はもとに戻ってきたのでまたそういう交流も増えそうです。
交流といえば、参加しているプロジェクトの関係で宇都宮を拠点にしていたとき、同じく宇都宮で働いている社員同士でボルダリングに挑戦したこともありました。宇都宮にはなぜかボルダリングジムがたくさんあり、せっかくだから体を動かしに行ってみようということになったんです。決して無理強いではなく、やりたい者同士でそういう活動ができるのも、エクスモーションのよいところなのではないかと思います。
将来の展望とメッセージ~極めたい目標が定まっていなくても、ここでなら探せる
ここで働く以上はコンサルタントになるのが目標ですが、そのときは、今ある技術のコンサルタントになるというよりは、これから生まれてくる技術の中から自分にマッチするものを見つけ、そのコンサルタントになりたいと思っています。
ではどうやって自分にマッチするものを見つけるのか。そのためには、まずお客様のニーズをしっかり捉えることだと思っています。技術は、ニーズがあって初めて生まれるからです。幸いにも、エクスモーションの仕事はお客様の「こういうことを実現したい」という要望から始まります。お客様のニーズに直接触れることができ、それへの回答を探すという経験が、しっかり積める環境であることは間違いありません。
もし深めたい分野が見つかったとしたら、それはきっと取り組む人が少ない分野だと思うので、そこから専門的に勉強して、5年後くらいにコンサルタントになれればよいですね。競合や類似サービスに関する知識も必要なので、そういったものを見つけたり経験したりする力もつけておきたいと思います。
転職を意識しているエンジニアの皆さんに言いたいのは、「今の仕事で将来的に食べていけるか分からない」と思ったとき、一つの会社に固執する必要はないということです。そしてその選択肢として、エクスモーションのような会社を検討するのも一つの方法だと思います。私自身、入社したときには作りたいものや極めたい技術が明確には見えていませんでしたが、新しい技術を知ることで作れるモノのイメージも広がり、試したいことが広がりました。そうやって目標を探すという意味でも、エクスモーションはよい環境だと思っています。
インタビュー/文 Ms.K-Exm
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