社員インタビュー:現場が本当に求めているものを、より高い技術レベルで提案できる喜び
当初は「コンサルタント」と「車業界」のどちらにも苦手意識があったものの、エクスモーションでイメージが覆されたという野沢さん。今はソフトウェアエンジニアとして理想の環境で働いているという野沢さんに、その理由を伺いました。
シニアエキスパート 野沢利明
大手メーカーやベンチャー企業での勤務を経験し、50代に入ってから3回目の転職でエクスモーションに入社。現在はクライアント側担当者と一対一のやり取りを中心に、最新技術を駆使しながら自動運転のシミュレーション検証ツールの開発に携わる。
入社の動機~意見の押し付けではなく、高い技術でクライアントの要望を叶えていく仕事に惹かれた
新卒では二部上場企業の大手メーカーに勤め、15年ほど公共セクターにかかわる仕事をしていました。その後、人型ロボットを作るベンチャー企業に7〜8年ほど在籍しましたが、会社都合で整理解雇となったのをきっかけに、大手メーカーに就職しました。ここでは10年ほどはSESとして働き、組込みソフトやサーバーサイドの仕事に携わりました。
エクスモーションに興味を持ったきっかけは、ラジオで渡辺社長の話を聞いたことです。それまでコンサルタントに対しては、コンサル側の意見を頭ごなしに押し付けるようなイメージがあり、あまりいい印象を持っていませんでした。しかし、エクスモーションは、現場の人たちを助けるため、本当に求められていることを提案するという視点があることに惹かれました。
たとえば、クライアントに「こうするともっとよくなる」ということを提案する場合、自分だけの力では限界がありますし、考え方も偏ってしまいがちです。これに対してエクスモーションでは、社内でほかのエンジニアとともに内容を検討できるとの話で、それなら自信を持ってクライアントに提案することができると感じました。私はかねてから、クライアントの要望をより高いレベルで提案したいという希望があったので、組織としてのバックアップがあるエクスモーションが合っているのではないかと考えました。
現在の仕事~クライアントのニーズにきめ細かく対応し、最短距離でソフトウェア化する
エクスモーションに入社してからは同じプロジェクトを担当しており、現在は自動運転の地図情報を検証するツールを作っています。自動運転の開発では、実際に車を走らせる前に一定のシナリオに基づいたシミュレーションを行うのですが、使用する地図データのほうがどんどん更新されていくので、用意したシナリオがうまく走らない場合があります。そこで、地図が予定のシナリオで正しく動作できるかを検証するツールを作り、シミュレーションができる状態であることを確認するわけです。いわば、組込みソフトをつくる前の準備にあたります。
勤務形態はリモートですが、クライアントと一対一で作業しているので常駐のような感覚です。「こういうことがしたい」と要望を受けたら、その場で相談をしながらソフトウェアを作ります。クライアントが求めるものを、その場で意識合わせをしながら作っていけるのは、エンジニアとして幸せを感じる部分です。また、エクスモーションでは新しい技術もどんどん使えるので、それも仕事の楽しさのひとつですね。
私は50代に入ってからエクスモーションに転職しましたが、その年齢だとエンジニアも管理職としてマネジメントを任されるケースが多いと思います。しかし、エクスモーションでは必ずしもマネジメントの役割を求められることはなく、私もシニアエキスパートという肩書きで、今もエンジニアとして現場で働き続けています。もちろん、マネジメントがしたい場合はその役割を担うコンサルタントの道に進むこともできます。こうしてエンジニア本人の希望が考慮される点はエクスモーションのよさだと感じています。
業務外の活動~エンジニア同士で情報交換をしながら、協力して最新技術を調査する
私は、Tech活動というエクスモーションの社内活動にも参加しています。Tech活動は、最新技術について調査し、その結果を社内で共有する活動で、参加メンバーで今年のテーマを決め、月に2回集まって作業をしています。現在研究しているのは、クラウドネイティブなCI/CDについてです。CI/CDを使ってシミュレーションを行うとパソコン台数や電気代などの多大なコストがかかるので、クラウドを使って効率化しようというわけです。
Tech活動の魅力は、独学だと視野が狭くなってしまうところを、メンバーと協力しながら最新技術について学べるところにあると感じています。優秀なエンジニアたちと情報交換をしながら、技術的にも成長できるのが楽しいですね。
私は転職前からエクスモーションのTech活動に興味があったので、入社してからずっと参加しています。今は40〜50代の8人ほどで活動していますが、もっと仲間が増えればいいなと思っています。若いエンジニアとも一緒にやってみたいので、もしこれを読んで興味を持った方がいれば、ぜひTech活動にも参加してもらいたいですね。
エクスモーションで得られたこと~エンジニアとして成長できる環境で、車業界に対するイメージが変わった
ベンチャー企業に勤めていた頃は、モノづくりとしての楽しさを感じる一方で、それ以外のことも何でもやらなくてはいけないのが辛くもありました。一方SES時代には、クライアントから言われたことをする仕事で、技術レベルが低くてもできてしまうことに物足りなさを感じていました。
エクスモーションでは、モノづくりの楽しさを感じながら、周囲の意識も高い中で、最新技術を駆使しながらよりレベルの高い提案ができます。言われたことだけをするだけではなく、意見を言うだけでもない、SESとコンサルの中間がエクスモーションだと感じています。
また、車の組込みソフトについてはあまりよい印象がなかったのですが、その誤解が解けたことも大きな喜びですね。昔はモノづくりといえばハードウェアがメインで、ソフトウェアのエンジニアの立場は弱く、車業界にはとくにそのイメージが強くありました。しかし、実際にエクスモーションに入社して自動運転関係の仕事を始め、自分のやりたいことが自由にできるのを感じています。業界内でソフトウェアのエンジニアに対する見方が変わったこともありますが、エクスモーションがエンジニアを大切にする会社だということも大きいと思います。
将来の展望~エンジニアとして楽しく働く姿を、若い世代に伝えていきたい
今後は、私がエンジニアとして楽しく仕事している姿を、特に若い世代の方に見せていきたいと思っています。エンジニアは技術職なので、他職種から理解を得られないことも多々ありましたが、エンジニアを尊重するエクスモーションに入社し、本当に楽しく働けるようになりました。今の若手には、「エンジニアがこんなにいきいきと働ける会社があるんだよ」ということを私自身が身をもって伝えていき、希望を持ってもらいたいと思います。
自分がこうなりたいというイメージを持っていて、エクスモーションでそのビジョンを実現できそうだと感じた人には、ぜひ入社をおすすめしたいですね。エクスモーションは自由な会社なので、誰かに指導してもらえるわけではありません。しかしその分、何らかの役割を強制されるわけでもなく、自分のしたいことに打ち込むこともできます。
成長意欲のあるエンジニアにとって、エクスモーションは働きがいのある会社です。新しい技術の採用にも積極的ですし、Tech活動という魅力的なサークルもあります。熱意のあるエンジニアに刺激されながら、私自身も学び続けていきたいと思っています。
インタビュー/文 Ms.K-Exm
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