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社員インタビュー:メーカーでの開発経験を活かしつつ、幅広い業界・領域で経験を積める仕事

「転職活動を始めたときは、コンサルという業種を全く意識していなかった」という若狹谷さんが、エクスモーションを選んだ理由とは?入社の動機や現在の働き方、社内の雰囲気まで、大手メーカーからの転職者としての印象を語ってもらいました。

シニアエンジニア 若狹谷 要

新卒入社後7年勤務した大手メーカーから2022年7月に転職(取材時は入社1年目)。前職では、現金を扱う端末のソフトウェア開発に7年間従事。現在は、自動車業界で自動運転システムの開発支援プロジェクトを担当している。

入社の動機~組込みソフト開発の経験を生かしつつ幅広い業界に関われる

以前在籍していた電機メーカーは、官公庁への納品が多く、とても安定した企業だったのですが、もう少し成長力のある会社で働きたかったこと、与えられた仕事を早く正確にこなすより自ら考えて動きたかったこと、未経験のさまざまな製品に関わりたかったことなどから転職を考えるようになりました。

転職エージェントに「成長力が高い」「大企業」「主体的に働ける」「成果報酬型」「さまざまな製品に関われる」などの条件を出し、すべての条件を満たす企業もいくつも紹介してもらったのですが、実はその中で唯一、「規模という点では条件に合っていないが、その他はとても合っている」ということで紹介されたのがエクスモーションでした。

最終的に、業界大手の自動車メーカーや電機メーカーからの内定を断ってエクスモーションを選んだのですが、最大の理由は「コンサルタント」という職種に興味を持ったからです。

いわゆるコンサルの仕事は、担当するお客様が変われば業種や業界も変わり、さまざまな製品に関わることができます。しかし転職前は、コンサルといえばWeb系というイメージで、組込み系ソフトウェア開発の経験を活かせるとは思っていませんでした。自分の持っている技術を生かしてコンサルを経験できるなら、とてもおもしろそうだと思ったのです。

もともと、一生技術で食っていくというより、将来的には人に教えたりコミュニケーションを取ったりする仕事を目指したいという思いもありました。仮に将来メーカーで働くとしても、先にエクスモーションを経験しておくことに大きな意味があると感じました。

現在の仕事~未知の分野×得意分野のバランスがちょうどいい

現在は、入社して最初にアサインされた自動車関連企業の開発支援プロジェクトを担当しています。プロジェクトは4つのチームに分かれていて、私のチームはお客様企業も含めて6~7人、エクスモーションからはコンサルタントと私の2人が参加しています。

担当している仕事は、自動運転システムのクラウドと自動車をつなぐ部分の開発で、今の役割には100%満足しています。半分は車の組込みソフトウェア開発ということで過去の経験が活かせますし、一方で自動車業界もクラウドという領域も初めてで、新しいことに挑戦するという点でもまさに希望通りといえます。

わからないことは、エクスモーションのコンサルに聞くことができますが、お客様側のメンバーに教えてもらうことも多いです。お客様企業の雰囲気は外資系に近く、「わからないことは自分から聞け」「わかっていなくても主体的に動け」という文化。典型的な日系だった前職とは正反対で、最初は戸惑いもありましたが、克服して自分から動けるようになったときには達成感がありました。今は、半分は自分が主導し、半分は教えてもらうというとてもよいバランスで、精神的にも安定して仕事を進めることができています。

とはいえ、このプロジェクト以外であってもきっと楽しんで仕事ができると思います。さまざまな企業のことを知りたくて入社したので、この先また別の文化に触れるのも楽しみですね。

社内の雰囲気~ベンチャー的なよさと同時に大企業的な安心感もある

エクスモーションでよかったと思うところの一つは、希望する仕事にアサインしてもらいやすいことです。現在の担当プロジェクトも、「先進的な企業を担当したい」と伝えた結果決まったもの。さまざまな業界のお客様がいるからこそそれが可能なのだと思います。

年功序列や相対評価ではなく、自分が成長してランクを上げればそれだけ報酬が上がるところも気に入っています。自分が成長すればお客様からいただける報酬も増え、それが会社の成長にもなる、という形は理想的だと思っています。

月に2回は社内ワークの日があり、エクスモーションのオフィスで仕事をしますが、社内の雰囲気は「よくも悪くも干渉しない」といったところですね。誰かが常に気にかけてくれているということはありませんが、助けを求めれば快く手を差し延べてくれるので、すべては自分次第。社内ワークの日を利用して、他のプロジェクトで働いている人と情報交換する機会も十分にあります。

入社してみて初めて気づいたのは、基本的にベンチャー企業というイメージだったのが、実は大企業的なよさもあるということです。もともと大手企業の部長職クラスが立ち上げた会社でもあり、日系大手企業のよいところも踏襲しているんですね。社長との距離が近く、直接話ができるベンチャー的なよさがある一方で、しっかりした評価制度など大企業的なよさを備えているので、私のようなメーカーからの転職者でも安心できます。

業務外の活動~交流と視野が広がる、新規ビジネス提案活動

入社時期がコロナ禍の最中だったので、基本はリモート勤務が中心で、プロジェクト外の社員との交流が難しかったのは事実です。それでもエクスモーションには、日常の業務とは別に何らかのグループに入り、1年かけて新しい技術を考えてプレゼンテーションする活動があり、その活動に参加することで、グループのメンバーとは活発に交流することができました。

昨年度、私が参加したのは、『イノベーション・チャレンジ』というフォーラムイベントの「子供が将来やりたいことを見つけやすくするための、AIとクラウドを使った仕組みをつくる」という活動。コンサルの仕事はどうしても「まとめる」ことに思考が偏りがちですが、この活動はアイデアの「発散・まとめ」の繰り返しで、普段の業務とは違う頭を使うのでリフレッシュにもなります。活動を通じて広がった視野を業務にも還元できて、とてもよい経験ができたと思っています。

今年度は次世代経営者を育てるプロジェクトに参加しています。企業によっては部長以上のクラスでないと携われない内容でしょう。入社1年未満の自分でも参加できるのは大きな魅力ですね。

将来の展望とメッセージ~自分の可能性を広げるチャンスがたくさんある

現在は「シニアエンジニア」として働いています。当面の目標は、一つ上の職層である「コンサルタント」になること。そのためには、知識を増やすだけでなく、「引っ張っていく力」を身につける必要があると思っています。今のチームだけではなく、4チームからなるプロジェクト全体を引っ張っていくためには、これまで以上に余裕をもって全体を見渡せる力が必要です。そのためには、目の前の仕事をよりいっそうスムーズにこなせるようにならなければならないと思います。

コンサルタントとして働く中で、さらに自分に向いている道を探していきたいですね。より経営に近いシニアコンサルタントを目指すことになるかもしれません。あるいは大企業でマネジメント職を目指すという道も、ここで経験を積めば可能だと思います。

今、転職を考えているエンジニアにいえることがあるとすれば、「経験したことのないことを広げる努力はしたほうがいい」ということです。私自身もそうでしたが、社会人は基本的に、自社しか知らない「井の中の蛙」。ある会社で評価されていない人も、環境を変えれば評価されるかもしれず、頭打ちと感じている人にもまだまだ伸びしろがあるかもしれない。そんななかで、エクスモーションが「他にはなかなかない環境」を見られる会社であることは間違いありません。

私自身、得がたい経験を積んだ自分が数年後にどうなっていくのかが楽しみです。

インタビュー/文 Ms.K-Exm

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