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社員対談:個人のスキルをチームの価値に反映し、技術面の相談役としてお客様をフルサポートする

シニアコンサルタント 庄司順和さん

入社10年目。以前は大手IT企業でシステム開発に従事し、技術者としてのキャリアアップを叶えるためエクスモーションに転職。今は4人のエンジニアを率いて、建機メーカーのプロセス設計に携わる。

シニアコンサルタント 矢頭伸介さん

入社8年目。大手電機メーカーでPCファームウェアの開発に携わり、課長としてマネジメントを経験した上でエクスモーションに入社。今は自動車メーカーのプロジェクトでOTAの設計を担当している。

お客様が欲しい機能や仕組みを設計し、信頼関係のもとで仕事を展開していく

――現在の仕事内容について簡単に教えてください。

庄司 主に2つのプロジェクトを担当していますが、メインは建機メーカーのシステムズエンジニアリングの仕事。建機のシステム開発で用いる全社標準のプロセス定義を進めています。今は現場に導入する段階に入っており、新しいやり方によってどうなるのかをお客様に示しているところです。

矢頭 私は自動車メーカーで、庄司さんと同じくシステムズエンジニアリングのプロジェクトを担当しています。具体的には、自動車のソフトウェアをアップデートする技術、いわゆるOTA(Over The Air)の導入に向けて、新しい車の作り方のプロセスを考える仕事です。

現在のプロジェクトメンバーは、エンジニアとエグゼクティブコンサルタントの3人。基本的に現場で仕事を動かすのは私で、時折エグゼクティブがアドバイザーとして入ります。

庄司 私は、コンサルタントになって初めての仕事が、今の機械メーカーのプロジェクトだったんです。それからどんどん話仕事の範囲が広がる形で、8年にわたってお付き合いが続いています。

矢頭 同じお客様と長く関係を続けられるのは、コンサルタントとして誇らしいことですね。

庄司 ええ、私自身とても有難く感じています。自分のやってきたことが認めてもらえたと思うと嬉しいですね。当初は私1人のプロジェクトでしたが、今は4人のエンジニアを率いて、5人体制で臨んでいます。

「仕事のための仕事」がなく、目の前のお客様と向き合い、プロジェクトの進行に集中できる

――前職と今の仕事について「違う」と感じるのはどのようなところですか?

庄司 前職は大手IT企業に10年ほど勤め、ソフトウェア開発に従事していました。しかし、ステップアップするにつれてマネジメント業務が多くなっていき、エンジニアとしての成長を感じられなくなっていったんです。そのことに焦りを感じたのが転職活動を始めたきっかけでした。

組込みソフトは専門外だったのですが、エクスモーションは技術を重視しており、エンジニアを大切にしている会社であるところに興味を惹かれました。前職との違いは、会社の規模が小さい分努力が結果に表れやすいこと、技術者としてキャリアアップが目指せることですね。

矢頭 私は大手電機メーカーでPCファームウェアの開発をしており、課長としてマネジメントをする立場でしたが、庄司さんほど現場から遠ざかるという印象はなかったんです。ただ事情があって転職活動をすることになり、組み込みソフトの企業を中心に応募したのですが、最終的にエクスモーションに決めたのは、会社の規模が小さいことに魅力を感じたからでした。大企業に勤めていると、どうしても自分が歯車の一部のように感じられたので、自分の力を最大限に発揮するためには小さい会社に就職するのも1つの手だと考えたのです。実際にエクスモーションに入社すると、お客様への提案でも権限を委ねられる部分が多く、予想通り自分の実力がダイレクトに関わる仕事でした。

庄司 コンサルタントになると、担当するプロジェクトの方針はすべて自分で決めることになります。大変なことも多いのですが、自分の裁量が大きい分、やりがいを感じられますね。

矢頭 「お客様が目の前にいる」というのも、コンサルならではの特徴ですね。以前の仕事はファームウェアの開発だったので、製品を購入したお客様と直接接する機会はなかったのですが、今は目の前にいるお客様の悩みや希望に応え、直接フィードバックを得られるので、自分の貢献を実感できるのです。

庄司 エクスモーションでは、上司の存在を気にしなくてよいのもポイントです。前職では、上司の指示で売上目標の達成について考えたり、1日に何回も会議に参加したりなど、「仕事のための仕事」が数多くありました。一方エクスモーションでは、仕事の大半を自分の判断で進められるんです。本来の業務以外のことを考えずに済むので、時間のほとんどをお客様のために費やせるのが嬉しいですね。

矢頭 たしかに、エクスモーションは会議の数も少なく、仕事の自由度は高いですね。その分、「自分がしていることはお客様にとって意味があるのか」ということは常に考えています。前職でもそのような意識は持っていましたが、今はお客様という対象が明確にあるので、より具体性を持って考えることができますね。

お客様の悩みに寄り添い、課題解決への貢献を具現化するのがコンサルタントの仕事

――エクスモーションには「エンジニア」と「コンサルタント」がいます。両者の違いは何でしょうか?

庄司 コンサルタントはお客様に対して問題解決に向けた提案を行い、エンジニアはコンサルタントが決めた方針に基づいて仕事を進める、というのが基本の形です。お客さんと折衝するのは主にコンサルタントなので、エンジニアよりも責任が大きくなりますね。

私がコンサルタントになって初めて手掛けた仕事の話なのですが、お客様からいろいろと厳しいご指摘を受けてしまい、精神的につらかった時期がありました。教科書通りの「正しい」手法をいくらお伝えしても、納得していただくことはできなかったんです。

そこで、まずはお客様の資料をひたすら読み込んでみました。その上で「ここをこうすればいいと思います」という具体的なアドバイスをしたら、ようやくお客様に受け入れていただくことができたんです。そのときに、コンサルタントはただ手法を提示するだけでなく、お客様の抱えている問題に真摯に向き合うことが大切なのだと気づかされました。私の場合、エンジニアからコンサルタントへ気持ちの切り替えができたのはこのときだったと思います。

矢頭 庄司さんの言う通りで、お客様に刺さる提案をするためには、相手の状況と課題を深く理解することが何より重要です。「自分たちの状況をこんなに理解してくれるんだ」とお客様に思ってもらえたら、そこで信頼関係が生まれ、提案を受け入れていただきやすくなるんですね。

庄司 ただ、エンジニアとコンサルタントで求められる役割は違うとはいえ、「お客様の問題を解決する」という目的は同じだと思っています。

矢頭 同感です。私自身、お客様に貢献するという意識は、エンジニア時代からずっと持ち続けています。仕事に対する価値観という点では、エンジニアとコンサルタントに違いはありません。

個人の力でチームの価値を創り上げる。エクスモーションの「技術参謀」とは?

――エクスモーションのコンサルタントに求められることは何だと思いますか?

矢頭 私は、チームとしてだけでなく、個人の能力を前面に出す方法を考えることも、コンサルタントの仕事の1つだと思っています。すべての場面でコンサルタントが対応してもお客様は認めてくれますが、それではエンジニアの存在感を生み出せません。エンジニア一人ひとりの意見をうまく引き出し、エンジニアの成長をサポートするのもコンサルタントの重要な役割。日頃からレビューを繰り返すことでエンジニアにも提案スキルを磨いてもらい、よいアイデアを持っている場合は、実際にお客様の前で提案してもらうこともあります。

庄司 もう一つ重要なのは、エクスモーションのコンサルタントは、提案した後に実際にやってみせて、そこでお客様に認めてもらうまでが仕事だということです。ただ助言するだけでなく、最後までお客様をサポートし、結果が出るまで突き詰めます。

矢頭 「実際に手を動かしてやってみせる」のは、エクスモーションのコンサルタントならではの強みですね。ただ、当社のスローガンにある「技術参謀」の言葉は少し理屈っぽい感じがして、せっかくのエクスモーションの強みをすべて表現できていないのが残念だと感じています。もちろん、技術的な面ではしっかりお客様をサポートするのですが、エクスモーションは「技術参謀」以上の価値を提供していると信じています。「技術参謀」に、何か別の言葉を付け加えてもいいんじゃないかな。

庄司 なかなか興味深い考察ですね。私としては、仕事をする中で「技術参謀」を感じる部分もあります。たとえば、私たちが関わるのは現場の責任者やリーダークラスの方ですが、その方が社内でプレゼンをする際に使用する資料を、私が作ることもあるんですね。業務外の仕事にはなるのですが、そこまでサポートするとお客様が信頼してくれて、積極的に相談してくれるようになります。そうやってお客様の不安や悩みに一つひとつ応えていき、技術的な部分を支える存在となることで、「技術参謀」に近づけるのではという思いで対応しています。

矢頭 それは庄司さんの言うとおりだと思います。コンサルタントはお客様の上に立つのではなく、あくまでもお客様をサポートする存在です。きっと、「技術参謀」という言葉も、陰から技術面を支えるコンサルの姿を表現するために打ち出したものなのでしょうね。

多様な専門分野を持つ人が集まり、それぞれが主体的に動いて活躍の場を広げていく

――最後に、コンサルタントとして働く喜びと、そんなエクスモーションに来てほしい人材像について教えてください。

矢頭 私が喜びを感じるのは、お客様から信頼してもらえたときです。コンサルタントはお客様の組織に入り込みますが、あくまでも第三者としての意見を求められる立場なので、その関係性をうまく活かしてサポーターとなれたときは嬉しいですね。あとはやはり、お客様が目の前にいて、フィードバックを直接受けられる立場にいるのも、コンサルの利点だと思います。

庄司 私はお客様に対して、うまく伝えられたという実感を得られたときが嬉しいですね。エクスモーションのコンサルタントのゴールは、お客様自身が実践できるようになることなので、わかりやすく伝えられるかが非常に重要なポイントです。最近では、以前よりもスムーズにお客様が理解を示してくれるようになり、自分の「伝えるスキル」が上がったと感じています。

ただ、これは私個人の意見なので、エクスモーションのコンサルタント全員に当てはまるわけではないと思います。エクスモーションには、お客様と話すのが得意な人、黙々と手を動かすのが好きな人、技術力の高い人など、いろいろなタイプの人が活躍できる場所があり、それぞれが自分の喜びを見出しているはずです。私個人としても、さまざまな特性を持つ社員に集まってほしいと思っています。

矢頭 エクスモーションの採用で、「組込みソフトの経験者」などと専門分野が限定されることはありません。ただ、仕事の幅が広いので、受け身で指示待ちの人よりも、やりたいことが明確にある人に向いていると思います。この分野を掘り下げたいとか、この部分は負けないぞとか、目標や意欲を持って動ける人なら張り合いがあるはずです。エクスモーションには向上心の高いエンジニアやコンサルタントが多いので、刺激を得られる環境で働きたい人にはぴったりの会社だと思いますよ。

インタビュー/文 Ms.K-Exm

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